SRX-Reiは、ホルムアルデヒドと結合する反応基を持ち、無害な物質へと中和するメカニズムを持った粒子です。
活性炭やカーボンなど、多孔質の中にホルムアルデヒドを取り込む「多孔物質」や一般的な消臭剤など、より強いにおいなどに臭気物質を包み込む「マスキング剤」による消臭は、物質そのものを中和したり分解したりしないため、時間が経つと再放散の恐れがあります。
それに比べ、SRX-Reiは、吸着したホルムアルデヒドを中和する働きを持つため、再放散の心配がありません。
空孔内にガスを取り込むため、一時的に消臭しますが、中和・分解されないため、時間が経つと再放散の恐れがあります。
より強いにおいなどで臭気物質を包み込むことにより、一時的に悪臭を感知しづらくしますが、比較的短時間でにおいが戻ります。
SRX-Reiは、大変小さなナノサイズの微粒子であるため、物質のほんのわずかなすき間に入り込みます。
SRX-Reiをコーティングした壁は、後で拭き取っても、SRX-Reiはほとんどが壁に残るため、ホルムアルデヒドを吸着・中和する効果を維持します。
効果を維持するため、経時変化の少ない酸性を維持する必要のある化学吸着剤は、内装で使用する塗料やコンクリートなどのアルカリ性物質や、天井材のケイ酸カルシウムなどと反応すると有毒ガスを発生させます。また、金属などを腐食させる作用もあるため、取扱いに注意が必要です。
その点、SRX-Reiは中性のため、アルカリ性物質などと反応する心配も金属腐食性もなく、安心して取扱いいただけます。
グラフト重合など、高分子化させた共重合体などの吸着剤は、粘性が高く、コーティング面にベタつきが残るため、空気中のほこりなどが付着しやすくなります。
SRX-Reiは、微細粒子のみが残るため、ベタつきは一切なく、美観を維持し、ほこりなどがホルムアルデヒドの吸着を妨げることがありません。
水溶性の反応基を持つ吸着剤の多くは、湿式吸着であるため、水蒸気とともにホルムアルデヒドを取り込み、低湿度では効果を発揮しません。
一方、SRX-Reiの吸着性能は、湿度の高低によって影響を受けることがなく、低湿度下でも安定した効果を発揮します。
カーテンやベッド、ソファーの底部、家具やクローゼットなどに噴きかけるだけで効果的にホルムアルデヒドを中和することができます。
リビング・寝室等の室内、家具、カーテン、ベッド・ソファーの底部、クローゼット、自動車など
密閉された空間や自動車などに置いておくだけで効果を発揮します。身の回りに置くのも効果的です。
リビング・寝室などの室内、大型家具やクローゼットの中、自動車、会社デスクなど
敷いておくだけでホルムアルデヒドを中和。衣類や工業製品などの梱包材としても使用することができます。
衣装タンス、ベビー服の包装時に内梱、工業製品の梱包、樹脂シートの養生材や離型紙など
スプレー施工や塗布加工するための業務用バルクタイプ。さまざまな物質にホルムアルデヒドを吸着する見えない膜を作ります。
内装の仕上げ材、下地材、集積材、タイル、コンクリート、ファブリック、カーペット、家具の梱包材・緩衝紙、ダンボールなど
化粧材、クロス、塗装面、下地材など、工事中に塗布・噴霧を行うことで作業手間や養生手間を簡略化します。 また、添加タイプを塗装や泥濘塗料などへ使用することで、工程を増やすことなく、ホルムアルデヒドや悪臭対策を行うことができます。
家具やクローゼットなどの備え付け家具には、工場出荷の製作時に噴霧・塗装しておくことで、現場に家具を設置するだけで、ホルムアルデヒド対策が可能になります。
ホルムアルデヒドは合板やパーティクルボードを作る際に使用されている接着剤に含まれています。接着剤に含まれたホルムアルデヒドは徐々に気化し、放散されます。この集積材にSRX-Reiを塗布することで、気化したホルムアルデヒドを中和し、放散量を軽減することができます。このメカニズムは、ホルムアルデヒドを触媒として作られる断熱材・フェノール樹脂などにも同様に効果を発揮します。
一般財団法人ボーケン品質評価機構化学分析センターによる家具の部品ごとにSRXを塗布し、ホルムアルデヒドの放散を未加工品と比較実験した結果です。30分間で材料から放散されるホルムアルデヒドを計測、未加工品が119μg/㎡、SRX-Reiをコーティングした材料で21.9μg/㎡と約18.4%まで低減しているのが分かります。